今年12月に開催されるホノルルマラソンに参加するためにANAでマイルを使った特典航空券を発券しました。
燃油サーチャージが高くてビックリ!
その燃油サーチャージを実際に安くすることに成功しましたので、その方法を紹介します。
燃油サーチャージについて
燃油サーチャージについては、別のブログ記事に記載していますので、詳細がお知りになりたい方はご覧ください。
これまでに発券したANA特典航空券の燃油サーチャージは
ホノルルマラソンに参加するために毎年のようにANAマイルを使った特典航空券を発券しています。最近の発券にかかった費用を見てみます。
ホノルルマラソン時期は人気でマイルからの特典航空券交換開始可能日(搭乗日の355日前)にすぐ予約しないと満席になってしまうんです。昨年2022年と今年2023年のホノルルを往復するめの費用などをまとめました。
2021年12月の発券にかかった費用
2022年12月のホノルル便を約1年前に予約した時に支払ったマイルとお金は以下のとおりです。(一人分の特典航空券発券)
必要マイル | 40,000マイル |
燃料サーチャージ・税金等 | 25,560円 |
2022年12月の発券にかかった費用
ホノルルマラソン2023に参加するために昨年12月に予約した際に支払ったマイルとお金は以下のとおりです。
必要マイル | 40,000マイル |
燃料サーチャージ・税金等 | 76,420円 |
ANA燃油サーチャージの比較
発券日 | 欧州 北米 中東 オセアニア | ハワイ インド インドネシア | タイ シンガポール マレーシア ミャンマー カンボジア | ベトナム グアム フィリピン | 東アジア | 韓国 ロシア |
---|---|---|---|---|---|---|
2021.12 | 11,600円 | 6,600円 | 5,000円 | 3,300円 | 2,800円 | 600円 |
2022.12 | 49,000円 | 31,100円 | 25,800円 | 16,000円 | 15,100円 | 5,600円 |
2023.4~(最新) | 33,000円 | 21,000円 | 18,000円 | 11,000円 | 10,000円 | 3,500円 |
2021年12月に発券した費用(25,560円)と2022年12月に発券した費用(76,420円)の差額は約5万円となっています。
上記の燃油サーチャージの差額(31,100円ー6,600円)の約2倍(往復分)に相当することが分かります。
最新の燃油サーチャージは安くなっているので何とかならないか
先ほどの燃油サーチャージの比較表にあるように、最新(2023年4月)では21,000円と発券した時(2022年12月)より1万円も安くなっているんです。往復で2万円になります。
解約して新規予約する方法
この2万円の差は大きいのでいったん解約して再度新規に取り直ししようと考えましたが、先ほども書きましたがこのシーズンはマラソンのため人気があり、すでに国際線区間の特典航空券の空きがありませんでしたので諦めました。
なお、すでに予約している特典航空券を払い戻しすると3,000マイルの手数料がかかるのです。
一部区間の変更で最新の燃油サーチャージが適用される!?
どうしようか悩んでいろいろと調べたところ、すでに持っている予約を解約することなく「一部の区間を変更することによって現在の燃油サーチャージが適用される」ということが分かりました。
特典航空券の一部区間の変更の実行
今回予約している特典航空券は以下の通りの3区間です。
(往路)
・大阪(伊丹)18:00発⇒羽田
・羽田 22:15発⇒ホノルル
(復路)
・ホノルル 13:25発⇒羽田
国内区間の変更
国際線区間はすでに満席になっていますので、変更するとなると国内区間(大阪⇒羽田)の便を前か後に動かすことしか解はありません。
伊丹ー羽田間は1時間に一本飛んでいますので、1時間早い17時発に変更することにします。
インターネットでの変更は制限があるみたい
早速、ANAのホームページから予約変更しようとすると、以下の画面がでて変更ができませんでした。
おそらく出発の日の国際線区間がすべて満席で空がなかったので変更できなかったと思われます。国際線の空きがあればそれに対応する国内線も選択できるような仕様になっているんでしょう。
コールセンターで対応で変更できました
気を落とさずに、すかさずフリーダイヤルのコールセンターに電話しました。
すみません。予約しているハワイ行きの特典航空券ですが、国内線区間の変更できますか?
はい。ご希望の日時はきまっていますか?
伊丹発羽田着の便ですが1時間早い17時発の便に変更していただきたいのですが。
少々お待ちください。空を確認します。
(しばらくして)
空席がありますので、変更可能です。
ありがとうございます。では変更お願いします。
はい、分かりました。
変更完了しました。変更に伴いお客様への返金が20,200円あります。お支払いのクレジットカードに返金処理をいたします。
ありがとうございます。
といったやり取りで、無事に予約の変更と返金処理をしていただきました。
無事に燃油サーチャージが返金
ANAのコールセンターに電話して変更した内容が反映できているかをホームページでチェックします。
変更をお願いした便とそれに伴う料金が変わっているか確認しました。
一部区間の変更が完了
国内線区間の便が1時間前に変更できているのが確認できました。
燃料サーチャージの差額も返金
ちゃんと約2万円の金額が減額されています。
今後さらに燃油サーチャージが安くなった場合
今回の対応で、燃油サーチャージが安くなった際にリスクなしで返金処理ができることが分かりましたので、この後同じように一部区間(大阪ー羽田間)の便の変更を考えています。
最新の情報では以下のとおり6月に発券される燃油サーチャージが発表されていて、さらに2,500円(片道)安くなっています。今回の裏技を使えば、現時点でさらに往復分5,000円は安くできることが確約できています。
燃油サーチャージの見直しは2か月ごとに行われますので、その状況を見ながら国内線区間の変更を考えたいと思います。
発券日 | 欧州 北米 中東 オセアニア | ハワイ インド インドネシア | タイ シンガポール マレーシア ミャンマー カンボジア | ベトナム グアム フィリピン | 東アジア | 韓国 ロシア |
---|---|---|---|---|---|---|
2023.4~ | 33,000円 | 21,000円 | 18,000円 | 11,000円 | 10,000円 | 3,500円 |
2023.6~ | 29,000円 | 18,500円 | 15,500円 | 9,500円 | 8,500円 | 3,000円 |
まとめ
このように2か月ごとに見直される燃油サーチャージですが、これが安くなった際に国内線区間便の日時変更が可能であれば見直すことで燃油サーチャージを安くすることができるのです。
ただし、往復ともに直行便のみの場合で、かつ国際線区間の日時の変更ができない場合は今回のような裏技が使えないです。
特典航空券を予約する際は、国内区間も合わせて予約することが出来れば今回のように安くできる可能性があるんです。
※ANAの場合は国内線区間があってもなくても必要マイル数は同じです。
- 燃油サーチャージは2か月毎に改訂されている
- 既に予約している特典航空券を取り直すことなく燃油サーチャージを安くすることが可能
- 一部区間の変更によりその時点の燃油サーチャージが適用され再計算、清算処理される
ただし、燃油サーチャージが高くなっている場合もあるので注意が必要 - 予約済の便の日時の変更は無料(手数料なし)で対応してくれる
- インターネット(ホームページ上)では変更できないケースがあるが、その場合は電話で対応してくれる